ハムストリングスのストレッチ
今回は「ハムストリングス(もも裏)のストレッチ」についてのお話です。
ストレッチの形は写真の通りですが、押さえておきたいポイントが幾つかあります。まずハムストリングスとは、もも裏にある大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の総称です。股関節から膝関節を繋いで存在している為に、腰痛や膝痛等に関係してきます。腰痛の方には、必須なストレッチだと思います。また、臀筋や広背筋が上手く使えていない事で、ハムストリングスが固くなり易いので、エクササイズも必要です。ストレッチ全般に「息を吐きながら伸ばす」「伸びている事を意識する」等は勿論大事です。KOBA式ストレッチでは、3秒かけて姿勢(形)を作り、7秒キープして伸ばしていきます。また、このストレッチのポイントは、両手で足先を掴む事です。両手で掴む事で身体が脚に対して垂直になり、もも裏の内側、外側をしっかり伸ばす事に効果的です。逆に気を付けたい事は、膝関節を伸ばして、足首を手前に引いてストレッチすると、坐骨神経にストレッチが掛かり神経への負担が大きくなります。頭を前に倒して、体を丸めると更に負担が掛かります。勿論、坐骨神経痛等の症状を治療する為には、狙ってストレッチを掛けたりする事もありますが、専門的な知識が必要なのであまりお勧め出来ません。もも裏が柔らかい方は良いのですが、固い方は、軽く膝を曲げて、胸を膝に引きつける様にして、もも裏を伸ばしていくと良いと思います。ハムストリングスは、筋膜を介して、腰や背中の脊柱起立筋と繋がっている為、腰痛の方や背中が痛い方には効果的なストレッチです。それぞれ写真を挙げているので、伸びてくる箇所が微妙に違うのを試してみてください。
Comments