行きはよいよい、帰りは怖い
登山は登りよりも下りの方が危ない。変形性膝関節症などで膝が悪い時の階段の昇降では降りる方がキツイと言われます。これには大腿四頭筋の働き方が関係しています。大腿四頭筋(大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋)の働きは膝関節の伸展運動する為の筋肉です。大腿直筋だけは、起始が下前...
変形性膝関節症
中高年の関節疾患の訴えで多いのが変形性膝関節症です。退行性疾患の一つで加齢に伴い膝関節症の軟骨がすり減り、骨と骨がこすれ合って痛みが伴う炎症と考えられています。この疾患の発症を遅らせるには、下腿の前面にある大腿四頭筋や内側の筋肉など膝関節を支持する筋肉を鍛えることです。大腿...
熱中症は水と塩で
熱中症による年間死亡数は統計によると約100人と言われています。熱中症は、高温多湿の気象条件下で長時間直射日光にさらされた時に起きる熱性障害の総称です。暑い日やスポーツ中の発生が多いようですが高温多湿からの体調不良や寝不足などの色々な要因によって発生します。症状の程度は幅広...
社会的ひきこもり
ひきこもり状態の人は今や100万人以上とも言われ一過性の流行とは言えない社会的問題です。統合失調症などの精神疾患に付随する症状でも有りますが現在問題のひきこもり派精神疾患では有りません。1000例以上の臨床例持つ精神科医の斎藤環は「社会的ひきこもり」として20代後半までに問...
ウォーキング
運動して筋肉を鍛える事は全身の養生になります。筋肉は第2の心臓と言われるように心臓循環器系に影響しています。特に筋肉の70%が脚にあるのでウォーキングなどで下半身を鍛えることは重要です。脚の血液は静脈の静脈弁が逆流を防ぎながら、筋肉ポンプ作用で心臓に戻ります。老いは足腰から...
ウォーキング前に一杯のお茶や無糖のコーヒー
太りやすいという食べ方があります。最悪なのは甘い物と脂肪の取り合わせです。砂糖はインシュリンの分泌を急激に上昇させます。血液の中のインシュリンが高まると脂肪細胞は血液の中の脂肪酸をどんどん取り込みます。しかも脂肪細胞中の脂肪の分解も邪魔しますから、細胞はひたすら脂肪を溜め込...
笑いの涙 ・ 怒りの涙
涙は嬉しい時、悲しい時、悔しい時、色々な感情に支配された時に出てきますが、その涙にはある区別があります。涙腺は交感神経と副交換神経の両方が支配していますが、どちらかといえば副交感神経が主となっています。例えば面白いテレビ番組を観ていて笑う時、笑いの最初の段階では物珍しさや驚...
癌の予防は野菜で
発癌の原因の35%は食物によると言われています。当然食べ物によって発癌を抑えられる事も考えられます。食品は調理によって成分が変化します。唾液や胃、腸などの消化酵素によって、更に腸内細菌でも代謝されて様々な物質に変わります。しかも大抵は多くの種類の食物が一緒に摂られます。更に...
睡眠のリズム
睡眠は脳や身体の疲労回復をする為に必要な生理現象で、心身の養生として基本的な事です。生体には午後1~2時頃の小さな眠気と夜間の大きな眠気が2回あるのが自然な睡眠リズムです。夜間の睡眠では深い眠りが起こる最初の3時間に成長ホルモンが分泌されます。このホルモンは思春期の身体作り...
転ばぬ先の足
足は第二の心臓と言います。人の筋肉の約三分の二は腰から下に着いており、足を使う事で筋肉を伸縮させ、血管循環を促進させて心臓を助けています。身体全体の代謝にとっても足の筋肉は大変重要な働きをしています。しかし労働科学研究所の調査では20歳代の筋力は60歳になると背筋や腕力は7...