肘がまっすぐ伸びますか?
「肘の可動域制限や圧痛では、初期(透亮期)のOCD(離断性骨軟骨炎)の有無は分からない」という報告は多いです。今回の調査でも、圧痛、可動域制限はあまり関係しておりませんでした。 唯一、肘の伸展制限のみがOCD(離断性骨軟骨炎)との関わりが少し認められました。
紙鉄砲、10回連続ならせますか?
「神鉄砲が10回連続ならせる人は、10回中3回以下しかならなかった人よりコントロールが良い」というデータがあります。人差し指と中指で挟んで、投球動作と同じように水平に振って音がなるかを試すとのこと。各測定値の再現性やバラツキに着目することもスポーツパフォーマンス評価を見る一...
肘と肘をつけたまま、鼻の高さまで上げられますか?
写真のモデルさんは×でした。広背筋の柔軟生の評価の他、脊柱の柔軟性も必要でしょう。できなかった小中学生野球選手は、500人中150名程度。このテストが陽性なのにも関わらず、野球肩の既往がない選手と絞り込むと、OCD(離断性骨軟骨炎)を発症していた選手が少し高い確率でいます。...
体幹の安定性
「体幹安定性と各パフォーマンスについては,体幹安定性と反復横跳びとの間にのみ有意な正の相関関係を認めた」体幹の安定性がある人は、反復横跳びが速いというもの。また、野球選手よりも敏捷性が要求されるサッカー選手で体幹機能が高いとの報告があるそうです。パフォーマンスに着目した研究...
【カフェインも避けたい】
試合後、選手がお弁当を食べながら、お弁当についている緑茶を飲んでいる光景をよく見ます。確かにお弁当には緑茶があいますが、夏の大会中は利尿効果のあるカフェインは避けたいところです。 【熱中症にも科学的な視点を】 以上の見解は、自分の経験・勘・文献などを読んだ内容です。本当に、...
練習中に水分をこまめに取らしているだけではダメ
高校野球などでは、障害予防の他に、熱中症の予防についてよく聞かれます。もちろん、このご時世ですので、練習中も試合中もNaを含んだスポーツドリンクで水分補給はこまめにしているそうです。なのに、勝ち進んでいくと熱中症の選手が出てくるという報告があります。「大会中のアップから水分...
体に張りがあるほうが調子がよい
張りは取らない方が調子がよい。柔らかくするとダメ。という選手は多いです。体を支えるには、骨、靭帯関節包、筋が必要で、ハリやコリになっているのは筋です。筋は可塑性に富んだ組織で、状況に合わせて変化します。いろんな筋がありますが、その時その時の姿勢で体を支えています。だから、t...
家でゴロゴロしていないで外で遊びなさい。もやしっ子になるよ。
小さい頃よく祖母に言われたような話です。ある意味、理にかなっています。汗腺は2歳(半)までに形成されるそうです。2歳までに汗をかく環境にいないと汗腺の数は増えません。熱中症予防は、2歳までの生活が大きく関わっています。近年は暑さが異常なので、赤ちゃんに無理をさせろという訳で...
手を浮かさずに体を起こせますか?
よく部活でやるような足を押さえて行う腹筋は、大腿四頭筋(太ももの前)の筋を使ってしまったり、反って背筋を使ってしまったりと純粋な腹筋とは言えないと思います。まずは写真のように勢いをつけないで手を浮かさずに起き上がれるか?をチェックすると純粋な腹筋の評価が出来ます。毎日腹筋を...
チャレンジ!!!!
しゃがみ込み系の評価はクリアできても、お尻上げなどがフニャフニャという選手は多いです。人には、大腿四頭筋(太ももの前)を優位につかうタイプとハムストリングス(太もものウラ)を優位につかうタイプがいます。大腿四頭筋を優位につかうパターンの選手は、地に足をつけた状態でのトレーニ...