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腸マッサージ

腸マッサージを行う施術所は少なく、お医者さんも行なっていません。しかし、ご自身で身につければ出来る便秘解消マッサージです。

腸は、長さが5m以上あると言われています。縮んだ状態で小腸が3m、大腸が1.6m位あるそうです。腸は、内臓の中で、唯一直接触れることが出来る臓器で第二の脳と言われています。腸マッサージは、小腸と大腸を中心にお腹全体を揉みほぐします。

基本肢位は、背臥位で両膝を屈曲します。腸腰筋マッサージの時と同じ肢位になります。座位でも立位でも可能です。ただし、座位や立位の場合は、前かがみで行います。

手順1 (準備運動)

両手をヘソの上に重ねて、ゆっくり深呼吸を3回行います。次に、その手でヘソ周りを3周~5周、時計回りでマッサージをします。次に、お腹の上を右から左、左から右に圧を加えながら20回~30回動かして腸を緩ませます。

手順2 (小腸の5点プッシュを施して小腸の汚れと疲れを取る。)

  小腸の5点=臍の周りの5点。

1.臍の左1横指。

2.臍の左下1横指。

3.臍の真下1横指。

4.臍の右下1横指

5.臍の右1横指

両手を合わせ、両手の中指(第3指)を中心にして息を吐きながら、ゆっくりと圧を加えます。1~5の順番で強すぎないように押します。圧の目安は、気持ちいい状態から痛気持ち良い状態までとします。小腸の5点プッシュを1周として、これを3周~10周行います。

手順3 (大腸マッサージと上行結腸と下行結腸の刺激)

大腸を横から刺激します。手は虫様筋握りの様にして右の脇腹から左の脇腹の順番で押していきます。この時、呼吸に合わせて押します。マッサージはゆっくり行いましょう。

※虫様筋握り

1.右側の骨盤の近くを左斜め下方向へ押す。

2.右腰の真ん中を水平に押す(ヘソ方向)。

3.右側の肋骨近くを左斜め上方向へ押す。

4.左側の肋骨近くを右斜め上方向へ押す。

5.左腰の真ん中を水平に押す(臍方向)。

6.左側の骨盤の近くを右斜め下方向へ押す。

1・2・3は、右手で行います。4・5・6は、左手で行います。1~6の順番で柔らかく行い、これを1周~3周行います。

手順4 (ガスを流す)

大腸の流れに合わせて刺激します。

1.右手で上行結腸の流れに合わせ下から上に押し上げる。

2.右手から左手を使い横行結腸の流れに合わせ右から左に押し流す。

3.左手で下行結腸の流れに合わせ上から下に押し下げる。

4.両手でS状結腸をグリグリと刺激する。

S状結腸をグリグリと刺激すると便秘解消につながります。1~4の順番で圧を掛けながらゆるめないように行います。

上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸。

手順5 (上部3点刺激)

肋骨の下とヘソの上を両手の指先で押して刺激します。手順2の小腸5点プッシュと同じ手の形で押します。

1.右肋骨の2cm~3cm下(肝臓の触診部分)を押す。

2.臍の4横指上を押す。

3.左肋骨の2cm~3cm下を押す。

1・2・3の圧は止まる所まで押します。押し過ぎないように注意してください。1~3の順番で行います。

 ストレスが強い人ほど左肋骨下に指が入りづらくなる傾向があります。ストレスが掛かると胃は硬くなり下に降りて来ます。左肋骨下に指が入りづらくなるのはその為です。

手順6 (仕上げ)

両手をヘソの上に重ねてゆっくり深呼吸を3回行います。次にその手でヘソ周りを3周~5周、時計回りでマッサージをします。以上が腸マッサージの手順になります。

腸マッサージは、いつ行っても良いですが、食後1時間は控えましょう。起床時や就寝時の時間に余裕がある時に行うと良いでしょう。また、ストレスを取り除いてから行うと効果も高まります。内科的に心配があり、通院加療中であれば、病院で診察を受けて、お医者さんの診断を仰ぎましょう。

マッサージの刺激は、軽めが良く、強過ぎてはいけません。時間に余裕がない時は、回数を減らしてゆっくり行いましょう。マッサージ中は、呼吸を止めないでください。腸は、緊張やストレス、働き過ぎて疲れている状態になると、硬くなり動きづらくなります。また、目から入ってくるストレスも多いのでリラックスする為に腸マッサージを行いましょう。リラックスすると下痢も治まります。腸が硬くなると、冷えにつながり、腸が機能しなくなります。時には、死に至ることもあるそうです。食事の量は、常に腹八分目にしましょう。食べ過ぎは、腸の働きを低下させます。腸の働きが悪い人や、便秘の人は、体臭が強くなります。腸の働きが低下すると、体温まで低下します。体温が35度以下になると、癌細胞が活発に働きだします。腸が綺麗になると、他の臓器も綺麗になります。腸の働きが良くなるとプロテインやアミノ酸の吸収が良くなります。アレルギー体質の人にも腸マッサージは効果的で、アレルギー反応を軽くする作用があります。腸マッサージをしていると、腹部大動脈に触れることがあります。腹部大動脈は、直径2cmあります。腸マッサージを毎日続けることで、効果が高まり、消化吸収が良くなります。また、脂肪を柔らかくすることが出来るので、脂肪は燃えやすくなり、ダイエット効果も高まります。足元の冷えも回復します。普段の腸は約2㎏あると言われていますが、便秘時は約3㎏になるそうです。エステで、ウエストが-5cmになった時は、お腹周りの浮腫みが取れているからです。大動脈瘤を持っている人や、妊娠中の人、出産後すぐの人や、生理痛が重い人、不快感や違和感がある人には腸マッサージをしてはいけません。禁忌です。細胞は、1年間で全部変わると言われています。代表的な発酵食品として、納豆やヨーグルトあります。世界で一番硬い発酵食品は、鰹節です。春は、ウドやタラの芽や菜の花等の苦みのある物を食べると良いでしょう。味噌とプレーンヨーグルトを混ぜてソースを作ってみてはいかがですか?更にオリーブオイルや、胡椒や、塩麹等を混ぜても良いです。ただし塩は入れないでください。クリームチーズに醤油や、鰹節を入れて食べても良いです。乳酸菌は、約300種類あると言います。また、大腸の腸内細菌は、4万種類あると言います。腸マッサージは、体の中の老廃物を出しやすくし、腸内細菌のバランスが整い、整腸作用を高めます。また、癒しや、ストレス解消に繋がります。腸マッサージの基本は、飽きず、焦らず、諦めないように行います。すぐに結果を出そうと焦らずに、ゆっくりと自分に優しく、頑張らずに続けましょう。気がすすまない時は、無理をせずに、休みを取りましょう。1日に行う回数は、1回~3回程度にして、1回の所要時間を3分~10分程度にします。あくまで目安なので、回数や、時間に制限はなく、腸マッサージをしたい時に、したいだけ行って構いません。自分で出来るマッサージです。試してみてください。

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