体力の向上と健康増進
ノルディックウォーキングは、普通のウォーキングに比べ、約40%も高いカロリーを燃焼します。上半身の筋肉を使うので、足腰に掛かる負担を軽減し、バランスの良い全身運動になります。
ノルディックポールを使用し、ウォーキングする時は、肩甲骨の動きを意識します。肘を後ろに引く事で、肩甲骨の動きを感じます。脊柱と肩甲骨の間に、菱形筋と言う筋肉が有ります。この菱形筋周辺を沢山使う事で、褐色脂肪細胞(ダイエット細胞)を活性化させます。
ウォーキング時、お腹を凹ませて、おへそから約指4本分下にある丹田に力を入れながら、腹式呼吸を行います。脊柱起立筋、腹直筋、腹斜筋、腹横筋等のインナーマッスルを鍛える事が出来ます。膝を、おへその高さまで上げながら歩くと、腸腰筋のトレーニングになります。
呼吸のリズムは、最初に4歩で吸って4歩で吐きます。これに慣れてきたら、4歩で吸って8歩で吐きます。更に慣れてきたら、4歩で吸って12歩で吐き、常にお尻に力を入れて歩きます。お腹周りの筋肉に響いてきます。
このロングブレスウォーキングとノルディックウォーキングを組み合わせる事で、バランスの良い全身運動と、褐色脂肪細胞(ダイエット細胞)が活性化され、体幹を中心とした筋力アップと、有酸素運動による、体脂肪の燃焼に期待が持てます。
有酸素運動は、20分以上継続して行うと良いでしょう。週に何回か繰り返したいものです。いつまでも自分の足で歩き、自体重を支える体力を温存しましょう。