体に張りがあるほうが調子がよい
張りは取らない方が調子がよい。柔らかくするとダメ。という選手は多いです。体を支えるには、骨、靭帯関節包、筋が必要で、ハリやコリになっているのは筋です。筋は可塑性に富んだ組織で、状況に合わせて変化します。いろんな筋がありますが、その時その時の姿勢で体を支えています。だから、tensionは絶対必要で、これを、コントロールできないと問題です。「張り=悪」ではないことは確かです。ただ選手自身、どこまでの張りが良いのかは試行錯誤している印象を受けます。まずは関節の圧痛ポイント(肘であれば内側、外側、肘頭など)を教え、「ポイント周辺に圧痛が出てきたら黄色信号だから、トレーナーに伝えて」「ポイント周辺に圧痛が出てきたら、少し張りを緩めてみようか」など圧痛を毎日(週)チェックさせることで、張りだけでは分からない体の状態を把握させております。
【過緊張は別モノ】
同じハリでも、過緊張となると別モノ。取り除く必要があります。ただ、過緊張があるからマッサージ、ストレッチでは、症状に対する対処療法であって、「何故硬くなるか」の原因が解決していません。過緊張は、理由があって生じています。その原因を取り除くと勝手に落ちます。筋の硬さ一つをとっても奥が深いです。