ウォーキング
運動して筋肉を鍛える事は全身の養生になります。筋肉は第2の心臓と言われるように心臓循環器系に影響しています。特に筋肉の70%が脚にあるのでウォーキングなどで下半身を鍛えることは重要です。脚の血液は静脈の静脈弁が逆流を防ぎながら、筋肉ポンプ作用で心臓に戻ります。老いは足腰からと言われますが、筋肉が衰え減少してくると筋肉ポンプ作用も低下して心臓に負担を掛けて血圧の上昇に繋がります。下肢の筋肉を鍛える事が養生になります。歩く、立つ、座る、交互に手を動かす、身体のバランスをとるなど、脚、腰、背中などの筋肉や腱から身体の姿勢を正そうとし脳に情報がいき、その刺激が脳の活性にも役立つのです。運動不足でその情報が少なくなると脳の機能低下の原因になったり、起立時にバランスを崩して転倒し、骨折を起こす危険が増加します。女性では骨粗鬆症対策として食べ物からカルシウムを取りますが、その吸収を良くする為には適度な運動が重要です。運動をして荷重を掛けると骨芽依細胞の活性化と骨の圧電位の発生により骨形成が促されるのです。一日平均25分以上のウォーキングをする事で骨量の低下を増加させたという研究報告があります。ウォーキングは下半身の筋肉増強、骨の強化と共に血液循環を改善し、脳の活性化に役立つ養生法です