骨粗鬆症の治療について
更年期以降の女性に多い骨粗鬆症の予防や治療には、エストロゲンを中心としたホルモン補充療法が有効だとされてきました。閉経後のエストロゲン投与は骨密度の低下を抑えるだけでなく若さを保つということで、欧米では大変ポピュラーな療法になっています。日本でも普及し始めているようですが欧米ほどには受け入れられていないようです。米国ではいくつかの医療専門家からホルモン補充療法に対してイエローカードが出されています。ホルモン補充療法は骨粗鬆症や痴呆、大腸癌なども予防的に押さえるのですが、乳癌や心臓発作、脳卒中、血栓のリスクはメリットを上回るので控えるようにとの勧告が出されています。骨は、破骨細胞による骨吸収と、骨芽細胞による骨形成を繰り返していて10年ほどですっかり入れ替わりますが骨形成が骨吸収に追い付かなくなると骨はスカスカになってしまいます。エストロゲンは骨芽細胞と合わさり骨を形成するように働くだけでなく、破骨細胞の働きにブレーキをかけます。つまり閉経によってエストロゲンが減るとブレーキが効かずに骨吸収が激しくなって骨密度が低下するということになり、ホルモンの利用が一筋縄ではいかないことを示しています。エストロゲンの補充療法に変わるものとして注目されているのがビスホスホネート製剤です。ビスホスホネートはエストロゲンと同じように破骨細胞の働きを抑制して骨吸収を抑えます。日本でもビスホスホネート製剤は使われるようになりましたが骨の形成まで抑制することがあって使い方が難しいのが難点でした。骨吸収抑制作用が5000倍も強いという第3世代のビスホスホネ.-ト製剤が開発されて期待がもたれ骨粗鬆症の治療薬の中心になることが予想されます。
対応策として、日光浴と足裏に刺激をあたえます。散歩をお勧めします。体調に応じた時間、距離で行います。水分補給も忘れないでください。青竹踏み運動やイボイボ付きのゴムマットなどで足裏に刺激を与えると足の冷えや、むくみ、疲れにも効果的です。