インナーユニットを鍛えると言う事はどういうこと?
インナーユニットを鍛えるという言葉を良く目にします。インナーユニットと呼ばれる筋群は体幹や股関節に作用する腹横筋、横隔膜、骨盤底筋、多裂筋、大腰筋などの筋群、ローテータカフなど肩関節の安定に関わる筋群など様々あります。これらのインナーユニットを鍛える事はどういうことでしょうか?筋力を上げることでしょうか?反応速度を上げることでしょうか?筋肥大をすることでしょうか?これらの答えはどれも半分正解ですが足りない事があります。本来の意味でインナーユニットを鍛えるという事は筋力を上げても、反応速度を上げても萎縮した筋肉の筋肥大だけをしても機能しません。インナーユニットは適切な時、タイミングで、適切な量と質で機能する事が必要となります。その為、腹式呼吸やDraw in等のトレーニングをして筋力を上げたり、運良く反応速度を上げられたとしてもそれだけでは必要な時に機能してくれないのです。つまり本当の意味でインナーユニットを鍛えると言う事は目的の動作で適切に機能する事が求められるのです。それらに必要なキーワードは体性感覚とフィードバックです。その為、体性感覚的意識はとても重要になってくるのです。