ぎっくり腰と多裂筋
今回は「ぎっくり腰の予防」や「前かがみの際の腰の痛み」についてのお話です。
少し前かがみになっただけで腰に痛みを感じる方、前かがみで物を取ろうとした時にぎっくり腰になってしまった方には必須のトレーニングです。勿論ぎっくり腰にも原因が様々あります。全ての痛みに適応する訳ではありませんが、最も前かがみの痛みに効果の高い「多裂筋トレーニング」をご紹介します。身体を前にかがめる際に腰では多裂筋が上の腰椎を抑えこむ為に力を発揮しながら伸ばされていきます。この抑え込む力が無いとぎっくり腰になり易くなる訳です。つまり多裂筋を効かせながら身体を前に倒す事でぎっくり腰の予防になる訳です。トレーニング方法は、まず肩の真下に手、股関節の真下に膝を着くように四つん這いになります。そして両肩、両股関節の4点の位置が変わらぬように、つまり骨盤が安定したまま片腕、片脚の何処かを一か所ずつ上げていきます。この4点が動かぬように安定させるには、下腹部と腰にしっかり意識を置かなくてはなりません。その発展形が対角の腕と脚を上げる「ダイアゴナル」というトレーニングになります。以前にぎっくり腰をされた方や、朝、前かがみになった時に腰が痛い方は試してみてください。腰が痛くない方でも前かがみの体勢が楽になると思います。
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