ネバネバ血液は運動で予防

ネバネバ血液とは血液中に中性脂肪やコレステロールが多すぎる為に赤血球同士がくっつき易くなっている状態です。この状態が続けば肥満、高脂結晶、糖尿病、高血圧の死の四重奏に一直線です。血液を運ぶ血管もボロボロになり、動脈硬化症を引き起こし、心筋梗塞、脳梗塞などの病気にも繋がります。ネバネバ血液を解消する為には食生活や運動などの生活習慣を改善する事です。トリグリセルドは血液の中でリポ蛋白リパーゼと言う酵素で分解され脂肪酸を遊離します。遊離脂肪は筋肉や脂肪組織のエネルギーとして利用され供給にリポ蛋白リパーゼが大切な役目をしています。酵素は運動すると筋肉や脂肪組織で大量に合成されます。合成には酵素が必要という事からエアロビクスのような有酸素運動が最も効率が良いのです。中性脂肪が分解されると不要なコレステロールを回収して肝臓に運ぶＨＤＬ(高比重リポタンパク)が増加し、ネバネバ血液が解消されます。ＨＤＬは肝臓で合成されますが中性脂肪がリポタンパクリパーゼで分解される際にリポタンパク白表層物質より生成されます。有酸素運動は、ジョギング、速歩、水泳、サイクリング、縄跳びなどです。一日３０分以上を週２～３回続けます。脂肪が動員され燃焼を始めるのは２０分経ってからです。３０分以上続けることで効果が高まります。動脈硬化症の人が運動を突然行うと逆に心筋梗塞などの虚血性心疾患をおこす事があるので注意が必要です。