前足部のみを台に乗せてしゃがみ込めるか?
写真のように前足部だけを台に乗せた状態でしゃがみ込めない人が健常群に比べて下肢障害群に有意に多かったのです。他のしゃがみ込みでは有意差はなし。踵をつけた状態でしゃがみ込めても(写真2枚目)、写真1枚目のように前足部のみを台に乗せるとしゃがめない。「見かけ上のしゃがみ込みが出...
立ち上がりテスト
このテストでは、片脚または両脚で、決まった高さから立ち上がれるかどうかで、脚力を測ります。台は40cm、30cm、20cm、10cmの4種類の高さがあり、両脚→片脚の順で40cmの台から順番に行っていきます。 (1)10・20・30・40cmの台を用意します。まず40cmの...
股関節周囲筋を機能させるポイント
股関節の機能はADL上非常に重要であり、床上動作から起立、歩行動作まで股関節がどのくらい機能するかで大きく変わってきます。また、股関節の周囲にある筋はどれも重要な筋が多く、各々がバランスを取り合うことで最適な股関節の状態を維持しています。...
腰仙椎移行部と脊柱すべり症
腰仙椎移行部は構造的な弱点があります。第一仙椎の関節面が傾斜をなし、その上に第5腰椎の椎体が過前方にすべる傾向があるということが証明されているのです。特に女性は、妊娠出産を機に体の身体的変化が起こります。腰椎の平坦化(前弯の減少)、自然分娩における出産時には仙骨のニューテー...
脊椎の分節的安定性に欠かせな体軸
脊椎は棘間筋や板状筋など多数の小さな筋肉により、脊椎を分節的に動かすことを可能としています。体幹の可動域が低下してしまうスポーツ選手や腰部疾患の方は、どうしてもこれらの小さな筋肉の活動が低下してパフォーマンスが低下してしまいます。特に腰部疾患の場合、多裂筋の筋力が低下してし...
麻疹(はしか)の流行
麻疹は疱瘡と同じくらい大昔からあった伝染病です。しかし、この2つは流行の仕方が違っていた。江戸時代、疱瘡はいわゆる常在伝染病で、いつも誰かが罹っていた。その為、殆どの子供が幼児期までに疱瘡に掛かった。一方麻疹は滅多に発生しないが数十年をおいて流行し、ひとたび流行すると多数の...
肩こりの対策と治療
肩こりは肩や首が強張る、痛むなどの症状を示すもので病気の名前ではありません。肩こりには大きく分けて2つあります。病気に関係しているものも有り、症状の一つとして起こる物が有ります。病気に関係のない肩こりは肩周辺の筋肉の疲労による筋肉のこりが原因で、多くは日常生活に関係します。...
デコボコ肌はセルライト
脂肪細胞は毛細血管に隣接し、血液中の中性脂肪や糖を取り組んでエネルギーとして蓄えます。ところがセルライトは元々脂肪細胞だったものが血液循環が悪くなって血管から遊離した為に血液循環も新陳代謝も殆どない状態になります。普通の脂肪は男女共に皮下と内臓周囲に存在し、肥満度と比例して...
食欲を調節するホルモン
体に余分な脂肪が増えると自動的に食欲が抑えられ、丁度良い体重を維持するように働きます。食欲を調整するホルモンの一つがレプチンです。脂肪細胞から分泌されるレプチンは視床下部の受容体に受け取られると食欲を強力に抑え、エネルギーの消費を亢進させて殖機能を正常に保つ働きが有ります。...
ひざを長持ちさせるための生活のポイント
膝の痛みの多くは普段の生活の中で起こります。生活を改善すれば膝の痛みを軽くする事が出来るのです。体重が1㎏増えると歩く時の膝への負担は約2~3㎏、走る時には約8㎏も余計に掛かります。体重が増えると膝への負担が大きくなり膝が痛くなる為、歩くのを避けます。運動不足になり体重が増...