【かぜは薬で治さない】かぜの常識
(2003/11/12読売新聞<健康>より) ①自然に治るもので、かぜ薬で治るのではない。 ②普通は3~7日で治るが、14日程度かかる場合も。 ③ほとんどがウイルス感染。ただしインフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しない。...
ぬるい湯が血栓予防
高齢者は臓器、組織ともに衰えていきますが、知覚もかなり鈍くなる傾向があります。 ですから入浴時、体感的には気持ちよいと感じられるお湯も、実際にはかなり高い温度になっている場合が多いのです。ところが、このお湯の温度は血液の粘性と密接な関係を持っていて、お湯の温度が42℃を超...
ゆっくりな運動が免疫を高める
激しい運動後に風邪をひいたり、子供が運動会や遠足の後に熱を出したりという話を聞きます。これは運動が免疫に影響を与え、中でもNK細胞が反応しているからです。NK細胞は、ウイルス感染やがんに対する初期防衛の役割をし、運動強度に応じて活性が変化します。適度な運動を継続している人の...
食事で免疫力アップ
食べ物が免疫力に影響するのは言うまでもありませんが、その影響の仕方もいろいろです。たとえば病原となる異物を食べてくれるマクロファージや好中球などの白血球を増やしてくれるものに野菜があります。緑黄色野菜は抗酸化作用を持つことで発ガンのリスクを減らすと考えられますが、白血球を増...
サプリメントを飲むタイミング
サプリメントは生活の中で定着していますが、飲むタイミングで、より効果を上げることができます。基本的に、サプリメントは食後に飲みます。食後は消化液もたくさん出ているので成分よりも吸収されるからです。ビタミンA.D.Eは脂溶性で、体内にとどまるので一日に一回でもよいのですが、ビ...
ひざ痛の予防は内側から
中高年になってくると膝の痛みが出たり、下腿骨が弯曲してガニ股になる人がいます。これは膝関節を支持する筋力の低下、特に下腿の内側の筋力低下が問題なのです。私達の身体は、ゆっくりした動きの時は、体重を小趾側にかけて外側に付着している筋肉群を使い、速い動きの時は大きなキック力を得...
ストレッチングの方法
ストレッチングには、筋肉をゆっくり伸ばす静的ストレッチと、ラジオ体操のようにはずみをつけて身体を動かす動的ストレッチ、筋力をつけるのを目的とするPNFストレッチがあります。1975年にボブ・アンダーソンが発表したストレッチングは静的ストレッチングの代表的なもので、今やストレ...
筋肉のエネルギー消費と疲労
筋は収縮運動によってエネルギーを消費しますが、全部が全部効率よく使われるわけではなく、75%以上は熱になっています。機械と比較すると非効率的な運動時のエネルギー消費なのですが、身体の体温維持という視点からみればあたり前の話です。たとえば重量を支えるような収縮のときは、仕事を...